MS Air Circulation System(ACS)
ACS低温ドライヤー = 操作性のレベルアップ = 収益性の向上
ACSの効果
高速マシンの
断紙対策
低 温 加 温
フラッタリング防止
断 紙 防 止
緩 速 乾 燥
ヒ ジ ワ 防 止
コ ー ト 性 向 上
ピ ッ キ ン グ 防 止
ドライヤー汚れ防止
水分プロファイルの向上
過 乾 燥 防 止 に よ る 適 正 水 分 操 業
カ ー ル コ ン ト ロ ー ル
広 域 生 産 性 向 上
低 生 産 時 の 操 業 性 向 上
サイズプレスを使用しない場合の過乾燥防止
停 気 ド ラ イ ヤ
結 露 防 止
発 錆 防 止
作 業 省 力
断 紙 防 止
メンテナンス性向上
ジョイントカーボン
の摩耗防止
品 質 向 上
過剰ドライ
ヤー対策
ACS とは?
ACSの原理 |
MS空気循環装置は
サイズプレス(S/P)を持つ抄紙機でサイズプレスを使用しない場合は、ドライヤーが過
剰になります。
あるいはまた、上質紙などで坪量が少なく、さらに抄速をあげられない場合の過剰ドライヤーのようなとき、ドライヤーへの蒸気供給を止めると、ドライヤーの表面に結露や発錆、紙への加湿、水分プロファイルの悪化など様々な悪影響が起きます。
ACSは一部のドライヤーの乾燥能力を抑制することが出来ます。すなわちドライヤー表面温度を40〜80℃に保ち、紙に対して過熱を行いません。
なお、切替弁で対象本数を変化させることができ、また増産型に戻すこともできます。
蒸気の中に空気を混入すると同一圧力でも飽和蒸気の温度より低くなります。これを水蒸気分圧と言いますが、これを簡単に説明しますと次のようになります。二つの箱のうち左側に0.1MPaの空気、右側に0.1MPaの蒸気(温度119.62℃)を入れて、中の仕切りを取り除くと圧力は0.1MPaと変わらないが、温度は0MPaの時の飽和温度100℃となります。ACSはこの原理を利用しています。
ドレンを排出するための最低圧力(0.01〜0.02MPa)は保持しながら、ドライヤー内の温度を40〜90℃の範囲で自由にコントロールすることが可能になります。
MS空気循環システム
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